脱毛のポイントである毛周期とは?
毛周期には、3つの段階に分かれており、成長期.退行期.休止期を繰り返しています。ですからムダ毛を抜いてもそれが成長期の場合、皮膚の下でスタンバイしていた新毛がすぐに生えて来ます。そもそも表皮上に出ている毛は、全体の3分の1と言われています。毛周期は、生えている部分によって少しずつ違っています。体の中で1番毛周期が長いのが頭髪です。10日に3~4ミリ伸びて3~4年の間で退行期に入り、自然と抜け落ちていきます。頭髪は、1日に50本程自然に抜けていると言われています。
成長期
成長期とは、毛が伸びている時期です。細胞分裂が行われて、たんぱく質が変化して毛になり成長します。全体の8割がこの成長期の毛だと言われています。
退行期
退行期とは、毛の成長が止まり始める時期です。活発な毛母細胞の分裂が終わり、毛根が小さくなっていきます。男女共に退行期の期間は、10~14日程度と言われています。
休止期
休止期とは、毛根が小さくなり抜けるのを待つ時期です。寿命を終えた古い髪が抜けて、成長期に向けての準備がされます。基本的には、10万本のうち約10%の1万本が休止期にあたり、抜けてから次の成長期に入るまで3か月程期間があります。
脱毛と毛周期の関係
実は、光脱毛とレーザー脱毛共に、成長期の毛にしか効果がありません。
レーザー脱毛や光脱毛は、メラニン反応する性質を利用して、毛を作り出す毛母細胞に熱を与え毛を生えてこなくさせます。成長期の毛は、メラニンをたくさん含んでいて毛と毛を作り出す毛母細胞しっかりくっ付いているので、確実に毛母細胞にダメージを与える事が出来ます。退行期と休止期の毛は、メラニンが少なく毛が半分抜けたりしているので、毛母細胞にダメージを与える事が出来ないのです。ですから、成長期の毛が出てくるまで待たないと施術の効果がありません。
施術ペースのポイント
毛周期が部分によって異なりますが、施術間隔としては2ヶ月~3ヶ月をオススメします。ペースを早めたとしても早く脱毛が完了する訳では、ありません。ですから、毛周期をしっかり理解して頂き、安全で健康的な脱毛を行ってください。